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ランドスケープの軸が導く施設の整備方針
八ヶ岳いのちの里は、宗教法人GLAの研修を行う場として1980年代より施設の整備を進めてきた場所です。GLA40周年を期に、八ヶ岳いのちの里に本宗教法人の中心的な施設となる祈念館と祈念広場を整備したいとの思いを実現することが、設計者に与えられた使命でした。GLAの掲げる「ビッグクロス」という光を象徴した概念によってランドスケープのスタディを重ねる中、私たちはこの地が創始者生家とGLA総本部を結ぶ軸の交点であることを発見します。このランドスケープの導きによって、いのちの里の骨格が定まり、祈念館の祭壇から祈念広場の森へとつながる螺旋状の道程における風景そのものが、創始者と信者のこころをつなげる中心的な場所となりました。北に八ヶ岳の頂を仰ぎ、南にアルプスの山並みを抱くこの地に身をおくとき、私たちの描いた風景もまた、この地を大切に想うGLA関係者の導きであったことを教えられます。大切な人を想う気持ちは、いつも大切な風景とともにあるのです。
事業名 GLA八ヶ岳 いのちの里人生祈念館
所在地 山梨県北杜市
用 途 宗教施設
事業主 宗教法人 ジー・エル・エー総本部
設 計 ランドスケープデザイン:ランドスケープ・プラス
建築・構造・設備:日本設計
施 工 戸田建設、大成ロテック、綿半インテック
規 模 敷地面積:約22,997.00㎡ 建築面積:854.00㎡
竣 工 2012年
受 賞 2013年:北米照明学会 AWARD OF MERIT
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