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【EVENT】二子玉川ライズで「第4回カワラノギク観察会」を開催しました。


二子玉川ライズのルーフガーデンで、地域の方々を対象にした秋の企画「カワラノギク観察会」をランドスケープ・プラスと箱根植木の共同開催にて行いました。

カワラノギクは多摩川、相模川、鬼怒川に自生するキク科の植物であり、近年その生息域が減少し、環境省により絶滅危惧Ⅱ類に指定されている希少な植物です。二子玉川ライズのエコミュージアムでは、屋上の人工地盤上にカワラノギクの保全エリアを設置し、この貴重な生きものを多摩川流域の象徴として守り育てることで、この土地が本来もつ環境の価値を顕在化し、向上させるための管理や企画を続けてきました。

当日は、カワラノギク保全活動の第一人者である明治大学の倉本宣先生によるオリエンテーションの後、4つの班に分かれて観察会が始まりました。「形態調査班」は、カワラノギクの草丈や花の数を記録し、過去のデータと比較。「逸出個体調査班」は、保全エリアの外に飛び出した個体を調査することで、この保全活動が外の生態系に与える影響をチェックします。「昆虫調査班」は周辺の昆虫を捕まえ、観察し特徴をスケッチ。「クラフト班」はエコミュージアム内で採れた落ち葉やドングリといった自然素材を使ったカワラノギクや昆虫のクラフトを作りました。中でも、カワラノギクの花粉を運ぶ「オオハナアブ」の精密なキットは大変な人気でした。調査の後は、それぞれの班ごとに成果を発表し、子供たちの鋭い発見を共有しました。

二子玉川ライズのエコミュージアムでの環境イベントでは、単なる自然観察に留まらず、専門的な調査や知識を楽しみながら知る機会を地域の方々に提供しています。これからの時代は、学識者等の一部の人だけが知識を占有するのではなく、市民を主体とした「市民科学」によるアプローチが重要になると考えるからです。

今年で4年目になる本イベントでは、緑が育ち年々魅力を増す本施設の屋上環境と同じく、データの蓄積により企画内容が着実に進化してきています。駅前の商業施設で絶滅危惧種を保全するという先進的な取り組みをこれからも永く続け、育んでいければと思います。エコミュージアムでの環境イベント活動に、今後もどうぞご期待ください。

カワラノギク保全エリアでの観察・調査

左:カワラノギクについてレクチャー   右:オオハナアブのクラフトキット


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