【AWARD】グリーンスプリングスが日本空間デザイン賞を受賞しました。
日本空間デザイン賞の大規模商業施設・複合施設部門にて、グリーンスプリングスが金賞を受賞しました。11月12日に東京デザインセンターで贈賞式が開催され、プロジェクトに関わるデザインチーム及び運営チームを代表し、マスターデザインを務めたランドスケープ・プラス、設計を務めた山下設計と大林組の3社で表彰状と盾を受け取りましたことをご報告いたします。
日本空間デザイン賞は、空間デザインの価値を未来に引き継ぐために2019年に設立された日本最大級のデザインアワードです。社会が複雑化し多くの課題と向き合う中、社会の多面的な問題をデザインの力によって解決に導き、希望あふれる未来を切り拓くことが日本空間デザイン賞の使命だと位置づけられています。グリーンスプリングスは、コロナ禍による第一回目の緊急事態宣言が発出された直後の2020年4月10日にグランドオープンしました。隣接する国営昭和記念公園が早々に閉園する中、グリーンスプリングスでは広場や施設を地域の人々に開放し、職員自らがソーシャルディスタンスに配慮した休息スペースの設営や人流・滞留の調整にあたりました。この受賞が、空間デザインだけでなく施設マネジメントに携わる運営チームも含めた関係者全員の成果だと考える理由がここにあります。
グリーンスプリングスのデザインは、事業者である立飛ホールディングスの強いリーダーシップのもと、スタジオタクシミズとランドスケープ・プラスがマスターデザイナーとして施設全体の空間デザインを統括。そして照明デザインをライトデザイン、サインデザインを井原理安デザイン事務所、ホテルのインテリアデザインをキュリオシティが担当。設計は山下設計と大林組JVという多様性のあるデザインチームで進められました。全体会議には必ず関係者全員参加のもと、デザインコンセプトの共有とプロジェクトの進捗を全員で確認しながら、一体感のあるプロジェクト推進チームが生成されていきました。この空間と運営のデザインを一気通貫で検討してきた創造的プロセスこそが、多様性の中に統一性を感じられるグリーンスプリングス独自の環境価値につながっているのではないでしょうか。
皆さまにも、ぜひグリーンスプリングスを訪れていただき、空間と運営のデザインが融合した居心地の良い環境を体感してもらえると幸いです。
受賞内容の詳細は下記アドレスをご覧ください。
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